住宅の問題は即座に改善させよう

家の基本性能

断熱性能を高めるリフォーム

健康で快適、さらに省エネルギーといった事柄は、今では住宅の基本性能になりつつあります。これらの性能を向上させるためには、住宅の温熱環境を向上させることが大切になります。 こうした要求を満たすために、リフォームにおいて断熱化を行う、いわゆる断熱改修が急速に普及しつつあります。 その場合、リフォームを行う範囲を広げ、それぞれの箇所の性能を高めれば高めるほどに、エネルギーの削減効果が高まり、快適さも向上することになるのですが、もちろん、費用もその分増えていくことになります。 従って、すべての箇所をリフォームすることが困難な場合には、どこまでのリフォームを行うかという目標を定めることが大切になります。その際、知っておかなければならないことは、家からの熱の逃げ道はどこか、ということです。家からの熱の逃げ道は、大きく3つです。 一つが天井・壁・床、もう一つが窓やドア、そしてもう一つが換気や隙間です。これらの箇所のリフォームを重点的に検討することが大切になります。

断熱化の手順と目標となる基準

リフォームによって断熱改修を行う場合には、目標を定めて、順番に手を付けていくことが大切です。 まず、天井・壁・床への対策として、断熱材を入れるか、あるいは追加します。 そしてその次に、窓やドアを、断熱性能が高いものへと交換するといいでしょう。 それらの措置を検討した上で、換気や隙間への対策を考えます。 たとえば、壁の中が床下や小屋裏といった外気に通じていると、そこを冷気が通り抜けることによって断熱性能が低下したり、表面結露や壁内結露が発生しやすくなったりしてしまいます。そうしたことへの対策として、壁の上下の隙間を埋める、気流止めなどを行うといいでしょう。 このような手順で、どの程度まで断熱性能を高めればよいのかといえば、それには特に明確な基準があるわけではありません。ただ、これからの住宅では、少なくとも、国が定めた省エネルギー基準レベルの断熱性能は確保しておくことが必要になるでしょう。